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こたろう

こたろう
天国へ旅立ちました

ずっと一緒にいてくれた
ずっと一緒にいてくれると思ってた
あんまり急で
あんまり哀しくて

コタとの出逢い
六月のある日 我が家とお隣とのあいだから「ニャーニャー」と
「猫がいるかも」とお義母さんと草むらにさがしに行くと 小さな何かが我が家の敷地に走り去りました
その夜一晩中どこかで声がするのだけどわからなくて。。。
翌朝 夫が猫語でさがしたところ段ボールと壁の間から小さな猫がみつかりました
その後 お母さん猫が迎えにきて お母さんと子猫の様子に 返すべきかどうしようかと悩みましたが 夫が小さな子猫を抱いて お母さん猫に「うちであずかるから」と伝えると その日からお母さんは来なくなりました

それから わたしにとって大切な大切な存在になりました
どんなときもそこにいてくれたこと どれだけ救ってくれたり 笑顔をくれたでしょう
そして次の年
娘がお腹にきてくれて コタと一緒に娘の誕生を待ちました

娘が生まれる日には お腹にピッタリくっついて「まってるよ」と言ってくれてるみたいでした

産まれてから一ヶ月 実家に帰っていたのですが コタのこと気がかりで会いたかったな
そして コタは娘を とても暖かく見守ってくれました
娘はコタの妹だったし コタはお兄ちゃんでした
娘もコタのこと「コタニイニイ」とか「こたにいちゃん」て呼んでました

娘とコタにはさまれて 「せまいなー」と思いながらも眠る夜は 暖かくてしあわせで・・・
ありがとうでいっぱいになりました

きっと5月生まれだからと 夫が決めたコタのバースデーは5月5日
毎年プレゼントを用意して コタと娘の名の入ったコイノボリを振ってお祝いしました

お別れなんて想像もしていなかった
なんにもかえしてあげれなかった
こんなに感謝してるのに

コタの旅立ちから1週間
哀しみと後悔でいっぱいで ・・・
悔やんでも悔やんでも 時間はもどらなくて・・

毎日 朝と夕方に娘と 野の花をつんで コタのおはかに会いにいきます
「ありがとう」を伝えに

「オモイしてたら あえるよ」と娘
だめだめな私だけど また会いにきてくれるのかな
会いたいな
フワフワのオナカ ふさふさのしっぽ

コタが旅立ちのときに 「ありがとう だいすき」となんども言いました
うなづいてくれたようにおもいました
「また会いに来てほしい」とおねがいすればよかったな

3月はいつも ただただ嬉しい月で
でもこの3月は 哀しくて哀しくて

でもコタがしあわせに旅立てるように わたしもすすまないと
この後悔を ずっと持ちながら
コタに感謝して

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by chaichaichai3 | 2016-03-17 10:43 | タカラモノ | Comments(0)