2010年 03月 06日
置き土
土(粘土、炭、石の粉などを自分の作りたい刀に合うようにブレンドしてつくったもの)を刀に塗っていきます
土を塗って焼きを入れることで刃文(はもん)ができます
置いた土の形が刃文のかたちにつながります
土の厚いところと薄いところをつくることで焼き入れの時の火の入り方が変わってくるわけです
薄いところは鉄に焼きがよく入るため固くなり、厚いところは焼きが入りにくく柔らかくあがる効果もあります
刃文や地金(じがね)は刀づくりではとてもこだわるところなので真剣です
イメージどおりの焼きがはいるよう祈りながらの土塗りです
そしてこの仕事をしている時はわたしもヌキアシサシアシです
それにしても刀を作るのにこんな行程があるのはおもしろいです
日本刀はほんとによくできているものだとおもいます
明日は焼き入れです
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by chaichaichai3
| 2010-03-06 20:57
| 日本刀のつくりかた
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